これから梅雨の時季に入ります。
内湿(体内にある余分な水分)が溜まりやすい方は、頭重感・身体のだるさ・浮腫・霍乱(吐き下し)・泥状便などが発症しやすくなります。
今からできる対策として、なるべく身体を動かして汗をかく練習も当然必要ですが、食べ物を工夫するという方法もあります。
旬のえんどう豆や空豆、隠元豆などは、健脾利水(消化機能を扶けて、体内の余分な水分を排出させる働き)の効能があって、たいへんお勧めです。
また小豆も利尿作用がありますが、何よりもデトックス(毒出し)効果があります。
私は甘く炊くのではなく、いろんな種類の豆と一緒に煮込んでダルカレー(豆のカレー)にしたり、トマトスープにお肉の代りに入れて煮込んだりして食べています。
次の季節に備えて先手を打つことで、体調が全く違ってきますので馬鹿にできません。
是非お試しを。
【住所】
兵庫県尼崎市東園田町9丁目1番地15エール園田402号室
※阪急「園田駅東出口」より徒歩4分
欧米人は肩が凝らないそうです。「肩こり」という言葉自体無いといいます。
何でもアジア人と比べて筋肉量が多く、それに従って血流が良いので、疲労物質の乳酸が筋肉中に溜まりにくいからだそうです。
以前ドイツ人をマッサージしたことはありますが、確かにあまり筋肉に凝りがなかった様に思います。
まだ19歳の方だったので当然かも知れませんが。
それでも気持ちよかったらしく、喜んでくれました。
そんな欧米人にも、ギックリ腰はあるらしく、「witch’s shot(魔女の一撃)」とも呼ばれています。
頭脳の進化のため、二足歩行になったが故に、腰痛は人類共通の病になったようです。
肩凝り・ギックリ腰予防には、以前も記述しましたが、ストレッチが有効です。
他のInstagramでもやっておりますが、肩凝りには肩甲骨を動かすストレッチがいいです、四十肩の予防効果もあります。
腰痛には、インナーマッスルとも呼ばれる、腸腰筋のストレッチが効果的です、これもInstagramを検索して下さい。
特に腸腰筋は深いところにある筋肉、且つ股関節付近のデリケートゾーンに分布するので、マッサージし難くいので、ストレッチをお勧めします。
私自身には腸腰筋のマッサージをしますが、結構痛みがありますが腰が軽くなります。
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患者さんを診るときは、必ず舌を診ます。内臓の状態や精神状態などが反映されて、とても有用な情報が詰まっています。 舌の裏も診ます。
最近のお医者さんは舌を診たり聴診器を当てることが少なく、パソコンばっかり見てると仰る方がいましたが、私が受診しているお医者さんはちゃんと診てくださいます。
師匠は「鍼灸師はレントゲン撮ることはできないが、舌診がある」と仰っていましたが、私もある患者さんの舌に異常を感じ内視鏡検査を勧めたところ、手術が必要な大腸ポリープが見つかりました。
東洋医学では「舌は心の苗」と云われて、精神状態が反映され、ストレス過多だと舌先が痛くなったりします。
治療院にいらっしゃる方で、舌にストレス過多の反応が全くない方はいないくらい、現代人はなんらかのストレスを抱えています。
何をストレスと感じるかは人ソレゾレで、本人に自覚は無くても深層心理でストレスを感じている場合もあって、やっかいなものもあります。
鍼灸治療で、ストレス耐性をつけることも可能です。
コロナ後遺症の患者さんの鬱症状を鍼灸で緩解させた自負があります。
時間が掛る場合も多いですが、改善可能です、ご相談下さい。
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心疾患の女性患者さんがいらっしゃいます。
みなさんご高齢なのですが、現状維持からやや緩解の状態です。
血液検査の数値は改善されていませんが、動悸などの症状は落ち着いていす。
みなさん状態が違いますので、全く同じ治療ではありませんが、治療の方向性として「活血」(気血を巡らせ血の働きを活発にして心臓を滋養する)は共通しています。
そのせいでしょうか、みなさんお歳の割に皺も少なく肌にハリがあります、髪の毛も黒毛が目立ち艶やかです。 ある方は90歳を過ぎてから黒髪が増えました。
鍼灸を受けていると思わぬ良い副作用があります。
ある患者さんは、自分以外の家族がウイルス性胃腸炎に罹ったそうで、何故自分が罹患しなかったのか不思議がっておりました。
定期的に鍼灸治療を受けると免疫機能が向上して、病気になりにくくなります。
またある方は婦人疾患の治療で、オマケとして痔疾の症状が無くなりました。
思わぬ加福は大変喜ばれます。
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鍼の勉強会に参加していますが、ネットでのE-Learningもあります。
今でこそ定例会での実技もできる様になりましたが、コロナ禍ではこのE-Learningでの講義は有難いものでした。
E-Learningの最新版が公開されたので覗いてみると、風邪特に咳に関する講義でした。
傷寒雑病論と云う1,800年前に張仲景によって記された風邪に関する医学書ですが、現代にも通用するモノです。「風邪に葛根湯」は正に傷寒雑病論の処方です。
大まかに云って風邪を、気候の「寒」が関与する風邪を「傷寒」、気候の「熱」が関与する風邪を「温病(うんびょう)」に区別し、「傷寒」に関する内容です。(温病は別の本になります)
コロナに関しても適応し、私の家族が先ず発症し、私は予防の意味もあって家族ともども治療し、その後私も検査結果陽性になりましたが無症状で、家族も早めに症状が取れました。
今回の講義で感銘を受けたのは、食べ過ぎ呑みすぎの状態で風邪を引くと、咳が長引くというものでした。
確かに傷寒雑病論にその記述はありますが、講義担当の先生は実際にその状態の患者に対して、体内の余分な湿痰(余分な水分脂分)を便で除去することで咳を治していました。(この患者さん、風邪を引いてからは便秘気味でした)
これから梅雨の季節になりますが、体内に湿気が侵入しやすく、「梅雨寒」の言葉があるように急に冷えて風邪を引くと、このタイプの咳症状が出るかもしてません。
このタイプの咳は、「肺」より「消化器」へのアプローチが有効なのです。
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新聞のコラムに「働く」の語源には、「周囲(はた)が楽(らく)になる」が由来するとの俗説があると書いていました。
医療に関係する者にとっては、われわれが働くことでそうなるのであれば、これほど嬉しいことはありません。
「身体が楽になりました」の言葉を頂戴すると、本当に有難く思います。
治療効果は施術側の一方的な行為のみで上がるものではありません。
患者さん側もこちらが提示した養生指導を守っていただき、指導通りに来院していただくことで効果がでてきます。
特に内科疾患はその傾向が大です。
「こんな未熟な私を信じて下さってありがとうございます。」この思いを大切にしたいと思います。
中にはこちらの指導を聞かずに、治らないと仰る方もいます。
しかし施術側も患者さんに指導を守ろうと思わせる何かが足りないせいかも知れません。
謙虚な気持ちで一歩引いて自らの治療を省みることも必要です。
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以前働いていた鍼灸接骨院では、スポーツをしている学生が多く通っており、捻挫の患者さんが多かったです。
院長の方針通りで勝手な治療はできませんでしたので、先ず患部を冷やし、痛覚が麻痺した頃に弱い低周波を当てて、その後にテーピングで固定して湿布をしていました。(湿布はコンプライアンス的には疑問がありますが)
弱い低周波を当てるのは、血行を促進させて発痛物質を取り除きながら栄養を補給して断裂した筋繊維の早期修復のためです。
その処置は「RICE」と呼ばれ、西洋医学的には捻挫の処置の基本です。医師なら加えてレントゲンを撮って骨の状態を確認して湿布や鎮痛剤を処方すると思います。
「Rest(安静)」「Icing(冷却)」「Compression(圧迫)」「Elevation(挙上)」です。
鍼灸でしたら、骨折等の有無を確認した上で、経絡経筋病として鎮痛し、他の原因が無いか(気のバランスや内臓の弱りからくる経絡の異常が無いか)診断・処置した後に、私は場合によってはテーピングで固定します。
鍼灸の鎮痛効果は驚くものがあって、痛みが取れても筋肉は断裂したままなので、無理をしたら更に悪化します。
テーピングをしない場合は、緩く鎮痛して無理をしない様にします。
肉離れや捻挫等、スポーツ傷害も鍼灸は得意分野です、ご相談下さい。
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良い陽気な日が続いています、一年でも何日もない気候でしょう、寒くなく少し暑いのですが、カラッとした風が吹くと忽ち涼しくなります。
昨冬は体調を崩す患者さんが多かったです。
お一人は、左足関節が急に痛み出し歩行困難になりました。
病院では、関節内に骨棘(こつきょく:関節の骨にカルシウムがトゲ状に形成されたモノ)が出来たと診断されましたが、一か月未満で痛みは消えました。
病院で鎮痛薬を打ってもらい、私は本来の施術目的から外れますがサービスで駆瘀血(体内の病理産物を取り除く)の鍼をしていました。
脈や舌状から診て多少痛みに因る反応はありましたが決して予後(これからの病態)も悪くないと判断しました。
同じ方がその後すぐ位に、今度は身体に力が入らず起きられなくなりました。
病院から往診に来てもらったそうですが、風邪薬を処方されたそうです。
同じ様なタイミングで私も往診しましたが、脈・舌・ツボの状態からやはり風邪由来のモノで予後も悪くないと判断しました。
現在ではあの頃がウソの様にお元気で、昨日もお寿司を食べに行ったそうです。
東洋医学では、施術後の予後の判断ができ、それが重要です。
仮に予後診断と実際が違えば、見立て違いの可能性があり、正しい施術に修正できます。
なので私は施術後に、必ず脈・舌・ツボの状態の変化が快方に向かっているか確認します。
これから梅雨や猛暑、台風の季節が到来します。
気候の変化がどうお身体に影響を与えるか、読めない場合があります。
鍼灸では先手を打つことができます、不安な方はご相談下さい。
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今日往診に行った患者さんが、左の親指に力が入らないと訴えてきました、今朝からそうなったとのことでした。
この方は左の上半身に瘀血(体内に出来た病理産物)の反応があって、しかも陳旧化しています。
親指を触診すると肺の経絡上に反応があって、度々咳き込んでいました。
風邪ではないと思うが喉が引っかかる・・・とのことでした。
早速左手の反応のあった肺の経絡上のツボに即刺即抜で刺鍼すると、少し良くなったとのこと。
従来の治療を終えた30分後には普段通りに動き、咳き込みも治まっていました。
肺の機能不全が経絡上の筋肉に影響し、瘀血も気の巡りを阻害する一因にもなって、指に力が入らなかったのでと思います。
内臓が整形外科的疾患の原因になる典型的な例です。
整形外科的疾患が中々完治しない場合は内臓に原因があるかも知れません。
西洋医学ではその様に捉えることは稀です、お困りの方はご相談下さい。
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4月に入り新年度になりました。
新入生や新社会人が、緊張しながらも希望に満ちた生活をしていることでしょう。
社会人になった時、新人の心得として「報告・連絡・相談(ほうれんそう)」を教えられました。
仕事においては、何かにつけ報連相は必要ですし心掛けていました。
今では、報連相を受ける上司に対して「おひたし」が提唱されて話題になっているそうです。
「お:怒らない、ひ:否定しない、た:助ける(困り事があれば)、し:指示する」です。
新人の部下を持つ上司にとっても心得として覚えてもらいたいと思いました。
指示を受けたい時は、状況に応じて自分から上司に伺いを立て、指示を促すことが重要。この時、上司としては、部下が伺いを立てやすい雰囲気を日頃から作ってあげることが大切です。
部下は「上司が忙しそう」「いつもしかめっ面をしている」「冷たくあしらわれるのが怖い」などの理由から、なかなか上手にコミュニケーションを取れないと悩んでいることも多いのです。
以前接骨院で働いていた時、後輩に「先輩の知識・技術を教えてください」と云われたことがあります。
「聞きたいことやアドバイスが必要なら言って」と答えましたが、彼女の意図するところは私が長年勉強会で得た知識や技術をタダで教えて欲しいことでした、それも即席で。
最低限の知識・技術は、国家資格を取得している時点でクリアできているものであり、そこから先は本人が身銭を切ってでも得るべきもので、そうでなければ身につかないと思います。
教えるほどの技量もないのに聞かれてもいないことを、こちらからあれこれ訳知り顔でアドバイスするのはおかしな話です。
「月商○○〇万円達成のメソッドを紹介、希望者はここをクリック!」の文言を眼にします。
クリックしたことはありませんが、そう簡単な話ではないと思います。
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