園田の鍼灸やすらぎコラム

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脳梗塞にご注意を

2024/07/24

夏は発汗過多により身体の水分が不足して血液の粘度が増して、血栓ができやすくなり脳梗塞が発症しやすくなります。

ある調査では、ドロドロ血液由来の血栓で脳血管が詰まって起こる脳梗塞の発症は7月が顕著に増えるそうです。(アテローム血栓性脳梗塞)

中年以降の方は、喉の渇きがなくても水分を積極的に摂るようにしましょう。
特に起床時、発汗時、入浴前後や就寝時には十分な水分を摂りましょう。

脳出血は血管が収縮しやすい寒い季節に多いですが、夏季に血圧が高くなる方は、脳心血管病のリスクが高いとされています。

食養生としては以下の通りです。
① 身体を冷やし余分な水分を出す・・・スイカ・キュウリ・トマト・バナナ
② 水分を補い渇きを止める・・・スイカ・キュウリ・トマト・豆腐
③ 発汗したら塩分を摂る
④ 夏野菜の苦みは頭をスッキリさせ、気分を改善させます・・・ゴウヤ・ピーマン

今夏も酷暑が予測されています、がんばって乗り切りましょう。

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兵庫県尼崎市東園田町9丁目1番地15エール園田402号室
※阪急「園田駅東出口」より徒歩4分

夏養生

2024/07/19

暑い日が続いています。
一年で一番暑い時季なので仕方有りませんが、ついつい涼を求めてしまいがちです。

冷房で自律神経失調症やギックリ腰、寝違えもそうですが、冷風が同じ箇所に当たり続けると三叉神経痛を惹起する事がありますので、要注意です。

冷食やスタミナ食も過ぎると内臓に悪影響を来します。
冷たいモノの飲食で胃腸が弱っているところに、夏バテ予防と称して厚味物を食すと胃腸の負担が増して、更に悪化します。

食事も1食1品は温かいモノやカフェインレスを摂るように心掛けましょう。

この養生を間違えると、秋に酷い咳こみがおこる可能性があります。

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汗は心の涙(ww)

2024/07/18

もうすぐ梅雨が明けて猛暑の季節になります、熱中症に気を付けてお過ごしください。

今年も酷暑になると以前から気象庁が発表していましたので、ジョギングや半身浴で汗をかく訓練をしていました。

汗腺を訓練しないと急な暑さに汗が対応できなかったり(ベタベタ汗になって身体を冷やせない)、臭いのキツイ汗が出やすくなるからです。

かなり汗だくになるので、煩わしさもありましたが、頑張りました。

熱中症だけではなく、私は狭心症の既往歴があるので、暑さは心臓への負担も大きいため、汗かき訓練は心疾患の予防の意味もあります。

新陳代謝も高まり、デトックス効果が期待できるので身体に良いのですが、汗によって失われた水分やミネラル補給も大変重要です。

特にミネラル分は忘れられがちですので、気を付けましょう。

私は朝一杯の具沢山の温かい味噌汁を飲むことを心がけようと思います。

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アサガオの実力

2024/07/16

朝ジョギングをしていると朝顔の花を見かける様になりました。
小学1年生の頃、朝顔を栽培して夏休みに観察記録を取っていたのを思い出します。

その朝顔の種が、生薬として使われていたことを初めて知りました。
朝鮮朝顔は華岡青洲の麻酔実験で使われていたことは知っていたのですが、普通の朝顔の種が生薬とは知りませんでした。

「牽牛子(ケンゴシ)」と云って下剤です。通便させて体内から余分な熱や毒を排出させる薬です。

使用量によっては、下痢をさせて寄生虫を排出させていたそうです。

朝顔の中国名が「牽牛花」で、大切な牛を牽いていって、薬草であるアサガオと交換したと云う故事に由来します。

夏は食中毒が頻発します。
対処療法は、体内の菌やウィルスが消えるまで通便させて排出しながら、失った水分やミネラルを適宜補給することです。

昔は抗生物質が無かったため菌やウィルスを殺傷する方法は無く、重宝されたのでしょう。

人間も植物も同じ自然の一部であり、季節に合った野菜や薬草が旬であることは、改めて考えると天の配剤のような気がします。

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先表後裏

2024/07/10

先日鍼の勉強会に行ってきました。
実技講義のペアになった先生は、両頬のカブレが主訴でした。
逆上せも少し感じられ、逆上せの熱で今日は主訴が悪化しているようだと仰っておりました。

この先生はこの後の座学講義を担当されており、緊張とストレスはかなりあったように見受けられました。

この日の実技は腹部打鍼術縛りでしたので、刺鍼はできません。
体表観察をしていると、この先生は少し風邪が入っていました。(自覚症状はありません)

頬のカブレと風邪は別物ですが、多少は影響し合っています。東洋医学的に考察すると、風邪は身体の浅いところにあって、カブレの原因は風邪より少し深いところにあります。

鍼やお灸の方が、スパっと効かせられそうですが、腹部打鍼縛りで、しかも打法にも縛りがありました、補法の打法です。

また東洋医学では「先表後裏」という原則があって、「表証」に当たる風邪を先に捌かねばなりません。
順番を間違うと主訴が悪化する可能性が大です。

風邪を払う打鍼をしたところ風邪の反応が消え、患者役の先生は逆上せが治まりカブレは少しマシになっているとのことで、そこで時間切れとなりました。

最後まで処置できなかったことは残念です。

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とある鍼灸師さんのインスタ

2024/07/09

ある鍼灸師さんのinstagramを拝見していると、関節リウマチの症例がありました。
手指・手首・膝に疼痛とそれによる可動域制限があったそうです。

発痛箇所のトリガーポイント(痛みが特にひどい箇所)に刺鍼するのですが、50本もの鍼を刺していたそうです。

週2回一年間通っていただき、疼痛は軽減したものの結局膝関節は人工関節にしたそうで、今でも体調管理の目的で月2回程通ってくださるそうです。

この先生は整形外科的アプローチで治療されている方で、「○○筋に刺鍼」という表現をされていらっしゃいます。
「緑内障の眼圧を下げるには、頸部の○○筋に刺鍼」という具合です。

私は東洋医学的アプローチですので、私の患者さん(関節リウマチ)の場合は、1回で2本の刺鍼でした。(関節リウマチの発症原因は多数ありますので私の使用穴がリウマチ特効穴ではありません)

手関節と足関節の腫れと痛みは、週3回治療で1月ほどで無くなりました。

但し、スコーンっと1回で自覚できる効果があれば尚のこといいのですが、暫くかかることが多いです、発症までの時間もかかっていますから。

しかし、整形外科的アプローチの方が自覚できる効果が出やすい傾向にあることも事実です。

この先生は整形外科的アプローチですが、内科疾患や先ほどの眼科疾患にも挑戦されていますので、拝見していて新たな発見もあります。

誤解を恐れずに云えば、効果があればどんなアプローチでもいいのです。
そこは患者さんに各アプローチのメリット・デメリットを伝えて、相談させていただきます。

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梅雨の過ごし方

2024/07/08

鍼の勉強会の講師の先生方が共著で本を出版しました。

気象予報士の資格をお持ちの先生と、薬剤師の資格をお持ちの先生が、四季の養生方法を著した本です。

この本によると、梅雨の時季は、体内の湿気を捌くために胃腸に負担がかかりやすくなります。

この水分代謝には体力が奪われますので、疲れを溜めない様に睡眠を十分にとり、散歩等の軽い運動で気血の巡りを良くしたほうが良いようです。

食養生では、食中毒に気を付けるのは勿論・・・

① 生もの、冷飲食、甘いもの、脂っこいものを控え、腹八分目にしましょう。
牛肉・ゴボウ・干物・揚げ物も負担がかかるので控えましょう。
② 香りがよく食欲を増進し、湿を発散させる食材:シソ・梅・葱・ワサビ・ミョウガを積極的に摂りましょう。胡椒・生姜・唐辛子はアトピーなどの炎症がある場合は控えましょう。
③ 利尿作用のある、ハト麦・冬瓜・小豆・大豆・ハモ・シラウオ・鯉を食し、余分な水分を排出させましょう。
④ 胃腸の働きを良くする、トウモロコシ・馬鈴薯・豆類・鶏肉・豚肉・白身魚を食して、体力をつけましょう。
⑤ 梅雨後半で高温になったら、身体の熱を冷まして利尿効果のある、セリロ・セリ・胡瓜・レタス・豆腐・シジミ・ハマグリなどを摂りましょう。
他にも健康的な日常生活のヒントになることを小難しくなく説明、レシピも載っています。 ご興味のある方はAmazonでも購入できますので、ご一読を。 「東洋医学に学ぶ四季の健康法」という書籍です。

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酷暑の気配

2024/07/08

カンナやノウゼンカズラの花が咲き始めて、梅雨を越えて、気温は夏になりました。

TVのワイドショウでは熱中症対策のコーナーをよく見かけます。
2000年頃には暑さで人が亡くなることは、考えられないことでした。
寒さで亡くなることはありましたが。

温暖化のせいで自然環境が変わり、サンマが獲れなくなったり、猛毒を持つヒョウモンダコが本州近海で見られる様になったり、亜熱帯の風土病であるデング熱が日本で発症したりと身の回りの環境が変わってきました。

今後、以前の環境に戻ることは、少なくとも私が生存中には無いものと考えます。
我々が新しい環境に合わせなければならなくなりました。

幸いに、以前より高温多湿の国の耐暑方法はネット等により容易に調べることができます。

当然エアコンなどに頼ることは必要ですが、服装・食べ物・生活習慣を変えていくべきなのでしょう。

日本でも、サマータイムやシエスタが必要になるかもしれません。
メガ台風も不気味です。

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帯状疱疹

2024/07/02

往診の患者さんが帯状疱疹を発症しました。腰回りに湿疹と一部水疱があり、疼痛もあります。熱感はありません。

食事にやや偏りのある患者さんで小食です、このままでは栄養不足なので、栄養補助食品をご家族が飲む様に勧めても、「美味しくない」とのこと、一人暮らしなので気ままに生活されていました。

西洋医学的見地からは、栄養不足からくる免疫力低下で発症したと考えられますが、東洋医学的には腎陰虚に風湿の邪が加わり、その病理産物が捌け口として緒邪が噴き溜まる章門穴付近(腰回り)に出てきたものと判断しました。
栄養不足に因る血虚も当然視野に入れます。

現在治療中ですが、徐々に効果が出てきています。

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嗅覚と味覚と記憶と

2024/07/01

クチナシの花が咲き始めました、白く可憐な花に甘い香りが魅力です。

野生のクチナシがあまりにもキレイなので、摘んで飾ろうと思いましたが、甘い香りに小さな虫が花びらに群がっており、断念したのを思い出します。

甘い香りは、梅雨の鬱陶しい時季に心が慰められる気がします。

香りは、記憶と直結するといいます。
香水の香りで、特定の誰かを思い出すことはよくあることです。

脳には記憶を司る「海馬」と呼ばれる部位があって、特定の香りを嗅ぐことで海馬が活性化するという実験結果が報告されています。
「プルースト効果」と言って、特定の香りが記憶や感情を呼び起こす現象です。

また香りに味は密接な関係にあって、風邪を引いて鼻が詰まると味が感じにくくなることはよく知られていることです。
味は記憶にも直結しますが「おふくろの味」は最たる言葉でしょう。

アメリカのアーティストのスティービー・ワンダーは、生まれて直ぐに盲目になり、その後交通事故で嗅覚と味覚を失ったそうです。

それでも素晴らしい音楽を提供し続けることが出来るのは、「その精神力や如何に!」です。

食べることが生き甲斐の一つになっている卑しい私には、とてもじゃありませんが心が折れることでしょうから、もしそうなったら鍼灸で対応できないか色々試してみます。

ケースバイケースですが、症例もあります。

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