節の変わり目で、体調を崩されている患者さんが多くなってきました。
高齢者は、動悸やふらつきが多いように思えます。
夏が暑かったため、ただでさえ弱っている消化器に更に暑さが負担となった結果の症状だと思われます。
消化器の機能を補う治療をしてましたが、そこから膝痛など整形外科的症状が発症している患者さんは、動悸やふらつきが落ち着いても御歳と云うこともあり膝痛はしつこく残ってしまいます。
先日もお寺のご住職とお話しした際、この時期は葬儀が多くなるが今年は更に多いと仰っておりました。
また秋は空気が乾いてきますので、肺や喉を傷めやすいので、お気を付けください。
肺はそもそも乾燥を好みますが、乾きすぎるのはいけません。
加湿器を利用するなど、風邪・コロナ・インフルエンザ等の予防にも繋がるので、自衛策をとって下さい。
急激な気候変化は、自然の一部である私達にも多大な影響があります。
【住所】
兵庫県尼崎市東園田町9丁目1番地15エール園田402号室
※阪急「園田駅東出口」より徒歩4分
先日、鍼の勉強会に行ってきました。
いろんな先生方のお話が聞けて、とても勉強になりました。
症例発表では、高齢の女性の両腕の慢性筋肉痛の治療をすると、結果長年苦しんでいた顔面神経麻痺が、同じ治療で治った(異病同治)という症例でした。1穴治療でです。
東洋医学的に弁証論治(病気を原因・発症を論理的に考察し、治療方法を決定しその結果を再度理論化すること)をすると、さもありなんと云った症例でした。
顔面神経麻痺が長年治らなかったのも筋肉痛が慢性化したのも、一つの原因から派生したものだったのです。それを治療したのです。
別の先生ですが、「ミトコンドリア脳筋症」(先天的に、身体を動かすエネルギーを産生するミトコンドリアに異常があり、脳と筋肉に特に異常をきたす難病指定病)に取り組み始めたそうです。
西洋医学と東洋医学は、物事を捉える物差しがちがうので、別の側面からアプローチします。
そのため西洋医学的には難病でも、鍼灸で著効があることは珍しくありません。
例えば、西洋医学的には脳が思考や意志決定を行いますが、東洋医学的には心(神)が行います。
西洋医学的見地では心臓はあくまで臓器ですが、東洋医学的には心(しん)は臓器とその機能も内包します。だから悲しいことがあると心(こころ)が痛むのです。
西洋医学的哲学では、血液を送る臓器が人の感受性で変化は起さないはずです。
私が参加している勉強会では、多くの医師が参加されています。
鍼灸の治療結果を西洋医学的見地から考察したり、実際治療に組み入れている医師もおられます。
患者さんを治したい気持ちに、洋の東西はありません。
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歯痛にも鍼灸は有効です。
口にも経絡が流注(通っていること)しているからです。
上の歯や歯茎痛は「胃経」、下の歯や歯茎痛は「大腸経」が支配しています。
歯痛の病理(痛む理由)は以下の通り鑑別します。
① 水を含むと痛み増悪 →寒証=経絡を温める手技をする。
② 水を含むと痛み緩解 →熱証=経絡の熱を散らす手技をする。
③ 温めても冷やしても痛む →気の停滞=気を巡らす手技をする。
④ 常時痛みがきつい →瘀血(病理産物、膿など)=臨泣穴or三陰交穴を配穴。
実際何人か鍼で緩解しました。
私は試したことはありませんが(歯科医師免許がありません)、中国などでは鍼麻酔で抜歯を行うそうです。
また鍼麻酔の方が出血量も少なく、感染症に罹り難いそうです。
頭痛や肩凝りでは、一時的に歯の嚙み合わせが悪くなる方もいらっしゃいます。
お困りの方は、ご相談下さい。
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鍼灸をしておりますと、「気」の存在に気付きます。
身体に触れない様に経絡に手を翳していくと、手のひらの真ん中辺り(ツボでいえば、‘労宮‘)に、冷えや反発や吸い込まれる様に感じられる(反応がある)場所(ツボ)があります。
実際にも、フェザータッチで探ると同じ場所に同じ反応に加え、皮膚表面の緊張や弛緩が触知できます。ここが治療穴の候補になる場合が多いです。
更に候補穴を絞り込んで最も効果的なツボを1ないし2か所選び治療を施します。
そして、その分シャープな効き目があります。
最初は当然「気」の存在などには気付かず、その存在さえも懐疑的でした。
ではどうやって治療穴を決めたかと云うと、ツボを指頭で押して圧痛の有無で判断していました。
またハウツー本の「○○にはこのツボが効く」なんてものも試しましたが、圧痛を与えると患者さんに不快感を与えかねず、何より効き目が今一つなのです。
「気」を感じられるようになるには、とにかく「気」を意識して体表観察を数多く熟すことでした。
そのために、なるべく流行っている鍼灸接骨院に就職して場数を熟しましたが、まだまだです、更なる修練が必要です。
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久々に「相田みつを」の書籍を手に取りました。
朴訥とした語り口調と筆致にキラリと光るメッセージがさり気なく込められていて、いつも感服します。
相田みつをの書が流行ってから大分経ちますが、いまだに「相田流」と云えばいいのでしょうか、似たテイストの書が巷に溢れる様になって影響力の大きさを感じると共に、みなさんがそれを楽しんでいるのがわかります。
模倣でも、本人と詐称しなければ、良いと思います。
「守破離」といいますか、模倣から始まって、壁にあたって悩み、徐々に自分らしさが身に付き、ついには別の何かに自然となってゆく、鍼灸の修練も似ている様に思えます。
「悟ろうと思うも迷い」、そんな壁に当たっている自分がいます。
何時になったらこの執着から脱却できるのでしょうか?
そんなことを割とライトに考える、今日この頃です。
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肩こりを訴える患者さんが多いです。
国民病でしょうか?「肩こり」に該当する言葉が無い程、肩凝り症状と無縁な国(民族)もあるそうです。
肩こりといっても使い過ぎではなく、ストレスや眼の疲れ、歯痛が由来のものがあります。
コリに触れると、通常の肩こりは硬い棒状ですが、ストレスや眼由来のコリは岩の様にゴツゴツした感触になります。
原因が筋肉ではありませんので、施術で一時的に筋肉が緩んでも直ぐ硬くなります。
ストレスや眼病等を治さなければ、どうしようもありません。
以前、専門学生の時にしていた出張按摩のバイトのお客さんで、70代後半の華奢なご婦人が頸肩のコリで悩んでおられました。
やはり頸肩の筋肉は岩状にゴツゴツしています。
この方は白内障を患っていて手術したところ、たちまちコリは消失しました。
なぜ肩が凝るのか?この原因を明確にして対処しないと肩こりは治りません。
腰痛・膝痛などもそれに該当することが多いです。 鍼灸治療は弁証論治(病の原因や成り立ちを明確にして、理論立てて治療すること)に長けています。
ご相談ください。
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師匠の鍼灸院に研修に行き初めて、もう15年になります。
現在は月1回ですが、行っております。
師匠の鍼灸院では、偶にお灸を頼まれることはありますが、刺鍼はしません。(お灸の後に、師匠の刺鍼が必ず施術されます)
刺鍼・抜鍼は師匠お一人でなさってます。
患者さんも名人である師匠の治療を望まれて来院されているので、当然と言えば当然ですが。
いろいろな患者さんが来院され、私が行く曜日には午前中だけで40~50人位来院されます。それ以上は師匠も御歳なので身体が持たないそうです。
その様な環境に一時でも身を置いていると、良い意味で度胸がつきました。
目の前で叫んだり、暴れている患者さんや、今にも倒れそうな患者さんがいらしても、必要以上に動揺しなくなりました。
体表観察(脈を診たり、ツボを触って状態を確認すること)も、師匠からの許可なくすることは全くありません。
患者さんのカルテを見させていただき、患者さんの気色を診て(視診で気が偏重している処を察知すること)、自分ならどのツボを使い、どう刺鍼するか予測します。
自分の予測と違った場合、師匠になぜその選穴をしたか質問しても、答えて下さるとは限りません。
まだまだ道のりは遠いです、でもそれが何故か嬉しく感じる自分もいます。
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とても有難い事にこんな私にも、いろいろ気にかけて下さる方がいらっしゃいます。
人生のいろいろな場面で、一人はいらっしゃいました。
それは、親族であったり、友人であったり、先輩であったり、仕事関係の方だったりと様々です。
私は今までとんでもない失敗をして、他人に迷惑をかけたり、困らせたこともありました。
また気分屋なので、連絡を怠った時期もありました。
当然そのことで離れていった方もいます。
「捨てる神あれば拾う神あり」・・・そんな場面でも、さりげなくアドバイスを下さったり、気分転換に遊びのお誘いをしてくださったりと、いろいろなカタチで助けてくださる方がいました。
今でも日々いろんな悩みが解決しては生まれてきます。
基本的には自分で解決しますが、その時誰かが見守ってくれると思うだけでなんとなく安心します。
それは信仰の対象でも、親しかった故人やペットでも良いと思います。
たくさんいなくても、一人でいいのです。
今度は、自分が誰かにとってそんな存在になれたらいいなぁ・・・と思う今日この頃です。
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早いものでもう9月も終わりです、あっという間に年末になりそうです。
少し気が早いかも知れませんが、この時期に鍼灸院用に来年の月齢カレンダーを購入します。
月の満ち欠けは意外と鍼灸治療に応用できます。体内の正気(元気)にリンクするのです。
元気な若者は然程影響はありませんが、高齢者や重篤な病気の方はこれを無視できません。
新月では正気が少なく邪気が旺盛に傾きやすく、満月はその逆です。
鍼灸治療は文字通り、鍼灸で生体を刺激して効果を求めるのですが、この刺激量が問題になります。
心臓病患者に正しい治療でも、新月の時期に満月時の刺激量を与えると悪化する場合があります、刺激が強すぎるのです。
鍼灸接骨院に勤務していた時は、このことを意識せず治療していたので、偶に高齢の患者さんから「昨日治療の後、体がシンドかった」というクレームを受けました。
私としては、いつも通りの治療をしていたのに・・・と思いましたが、今なら理解できます。
私の師匠も、診療開始前に必ず月齢カレンダーを確認します。
患者さんのため、出来る事は全てする心構えで取り組んでいます。
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とある難病で関節を繋ぐ靱帯が弱い患者さんがいました。
肩関節が常に緩んでおり、亜脱臼を頻発していました。
初診時、背中のツボに鍼を打ったところ、勝手に肩が動き出し外れかけていた関節に肩が嵌まりました。この患者さんは神職の末裔だそうです。
30代の脳梗塞後遺症の患者さんも、肩に鍼を打ったところ、麻痺側の腕が勝手に動き出しました。この患者さんは霊が見える方だそうです。
この様に感受性の強い患者さんがたまにいらっしゃいますが、共通していることとして、皆さん脾(消化器)を病んでいました。
師匠の話ですが、予知能力があるという患者さんがいて、やはり脾(消化器)を病んでいる。
それを治したところ、予知能力が消えたそうです。
ある種の鬱病や認知症にも脾(消化器)が関わっています。
中国の金・元時代の四大家の一人、李東垣は「脾胃(消化器)を病めば、百病をい生ず」といい、元気が人の生の根本であり、脾胃は元気の源と考え、彼の学派は「補土派」と称されました。
秋は夏の疲れの蓄積により消化器が弱りがちです、不安がある方はご相談ください。
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