東洋医学では診断方法として四診があります。望・聞・問・切の4つです。
望診はいわゆる視診です、切診は患者さんに触れる脈診などのこと、問診は質問する診断、聞診(ぶんしん)は音や匂いで診断します。
なかでも聞診はバカにできません。
発声音で心が乱れやすい方か判断出来たり、体臭で性格や病気の原因の目当てができたりします。
私の中学の時の担任は、普段は穏やかですが、キレやすい癇癪持ちの人で(どちらが子供かわかりませんね)晩年は脳出血を発症したそうです。
ようするに文字通り、頭に血が昇りやすいのです。その先生の体臭は焦げ臭かったのを覚えています。
東洋医学では、焦げ臭い体臭は「心」が病んでいる証左であり、「心」の病症には脳出血や脳梗塞も含まれます。
つまり体臭で将来罹るであろう疾患が予測できることがあるのです。
糖尿病患者や腎疾患の患者さんも独特な体臭がしますし、ある種の精神疾患の方も湿った土の様な体臭がします。
その予備群も同様です。
「未病を治す」という予防医学が、東洋医学の目的の一つです。
身体に不調を感じ始めたら、東洋医学の知恵を借りる選択肢もアリだと思います。
ご相談ください。
【住所】
兵庫県尼崎市東園田町9丁目1番地15エール園田402号室
※阪急「園田駅東出口」より徒歩4分
心臓病の患者さんがおりまして、抗血液凝固剤(ヘパリン)を服用されています。
所謂血液をサラサラにするお薬です。
用量が多い様で、少しぶつけても皮下出血し、青タンが何箇所も絶えない方でした。
また鼻血が出やすく、出ると1時間も止まらないと困っておりました。
担当医に訴えても、「薬は副作用があって当たり前。」「心筋梗塞や脳梗塞になる可能性がある」と言って、取りつく島がないそうです。
この患者さん、治療1年を過ぎた頃から青タンが無くなってきました。鼻血の話も聞きません。
ヘパリンの量が減ったか確認したところ、減っていないとのこと。
実はこの患者さん、心臓病の治療の一環で、脾経のツボをよく使います。
東洋医学での「脾」は「統血作用」といって、血液の循環を支配し、また血管を強化したり血が血管の外に漏れるのを防ぐ作用を担っています。
鼻血に関してはキーゼルバッハ部位(鼻出血の好発部位)を焼いてもらったとお聞きしたのでそのお陰もあると思います。
現在も鼻血は無く、青タンもたまに1か所できるかできないかです。
鍼灸が効いたのでしょう。
別の患者さんですが、同じように下腿部の静脈瘤を改善させて、とても喜ばれました。
お困りの方は、鍼灸も選択肢の一つに加えてみては如何でしょうか。
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梅雨のこの時季、紫陽花がきれいに咲いています。
以前に比べ、色々な種類の紫陽花を見かける様になりました。
木々の葉や花も香る様になりましたが、往診先のお寺さんには菩提樹があって、花のいい香りが漂っています。
雨にも匂いがあって、意外と好きです。
匂いと記憶は連結しやすいそうで、匂いで過去の記憶が蘇ることがあります。
雪や夕立の匂いは子供の頃を思い出しますし、仁丹の匂いは祖父を思い出します。私が3歳の頃に亡くなったのですが、覚えているものです。
風邪で鼻が詰まったりして嗅覚が減退すると、頭がボーっとして判断力が鈍ります。
風邪のみではなく、匂いがわからなくなることを中医学では「失嗅」といいます。
原因として大きく6種類挙げられており、治則(治療方針)が示されています。
鍼灸はこのような疾患にも対応できます。
西洋医学で中々治らない方は鍼灸が効くかもしれません、お試しください。
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空や雲を見るのが好きです。
ボーっと無の境地の様な心持になれます。
性格なのでしょうか、肉体・精神的に疲れていても、休日は昼まで寝ていることができません。ついつい起きて掃除などを始めます。
しかし空や月や自然の景色だと見ているとボーっとできます。
でもいつもボーっと出来る訳ではありません。
山や海に行ったからといって必ずボーっと出来る訳ではありません。気が散って出来ないこともあります。
身体が求めるのでしょうか?上手く説明できませんが、タイミングがあるみたいです。
そのあとは頭がスッキリした気分になります。そうすると肉体疲労も取れやすくなる様です。
そんなリラックスタイムが私には必要です。
なんとなく鍼灸でセルフケアをした後にボーっと出来るタイミングが多いように思います。
心と身体の一種のバランスが取れるからかなぁっと思います。
身体が不調だと、心も安らかになれないのでしょうか?
疲労が蓄積しがちな方は、鍼灸で心と身体のバランスを整えては如何でしょうか?
ご相談下さい。
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もう3年前になります、原付でこけて右鎖骨を骨折しました。
雨の日の夕方、往診途中だったのですが、右折しようとブレーキをかけたところ横断歩道の白線上だったらしく、ステンと転倒しました。
往診を済ませ家に帰り、自分で鎮痛の鍼をしたところ打撲程度の痛みで、腕も回せましたので安心してましたが、家内が病院に行けと宣い、土曜日の夕方受傷しましたので月曜日に病院へ行きました。間の日曜日も打撲程度の痛みでした。
レントゲンを撮ったところ折れてました。
大した痛みがなく、腕を回せたことが不思議なくらいポッキリ逝ってました。
入院しての整復手術です。
5日間の入院でしたが、初めての入院なので環境に慣れずに大変疲れました。
そして健康の有難味を再認識しました。
定期的に鍼灸を受けていると、病気になりにくく、なっても軽くて済む傾向があります。
入院するリスクを避けるためにも、健康維持の意味でも鍼灸を受けては如何でしょうか? ご相談ください。
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風邪にも鍼灸は効果があります。しかし意外とご存知ない方が多いようです。
鍼灸接骨院のイメージが強いのか、鍼灸は捻挫や腰痛・肩凝りのみに効くと思ってらっしゃるようです。
風邪・夏風邪・インフルエンザにも効果があります。
1800年ほど前の中国で記された「傷寒雑病論」や、280年ほど前のやはり中国で記された「温熱論」などの湯液(漢方薬)の本をベースに、診断・投薬を鍼灸のツボに置き換え治療します。
私はやったことはありませんが、1972年に当時のニクソン大統領が電撃訪中した際(所謂ニクソン・ショックです)、同行したニューヨーク・タイムズの記者が虫垂炎に罹り、鍼麻酔にて手術を受けて事なきを得ました。
外科・内科疾患だけでなく、歯痛にも効果があります。
鍼麻酔はさておき、お困りの方はご相談ください。
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鍼灸院の近くにチョコザップが出来ました。
駅近でもあるので、ずいぶん流行っているようです。
先日テレビ番組のコーナーでチョコザップを取材していましたが、施設内にはシャワーも無く一見不便なようですが、目的用途が少しの空き時間にスーツ・革靴でもトレーニングでき、着替える必要がない分サクっと5分10分気軽に利用でき、月会費は3,000円程度と格安です。
コロナ禍で、ダイエットをしたい方が増えているようですが、ジョギングのような有酸素運動のみが有効なわけではなく、筋トレのようなマシンでの無酸素運動も筋肉を増強することでカロリー消費量があがるので、ダイエットにも有効です。
つまり長時間ガッツリ運動することだけがダイエットではありません。
ただし短時間の無酸素運動は続けないと意味がありません、できれば毎日。
チョコザップは現在500店舗ほどあって、仕事の出先でもトレーニングできます。
その気軽さがうけているのでしょうね。
最近市販で「防風通聖散」がダイエットの用途で販売されていますが、鍼灸でも新陳代謝を促すことで、ダイエットに繋がります。
ご相談ください。
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ある患者さんですが、下痢と便秘を繰り返す方がいらっしゃいます。
脈や舌の状態から、「肝脾不和」という証と判断し治療してます。
「肝脾不和」とは、ストレス等が消化器に悪影響を与えて、下痢や便秘を起こす症状です。
お通じがうまくいかない方には、結構当てはまるかも知れません。イライラすることも特徴の一つです。
勘違いしないでいただきたいのですが、肝脾不和以外の証でも下痢と便秘を繰り返すことがありますので、問診と体表観察は欠かせません。
イライラの表現は人それぞれで、一見わからないこともあります。
この患者さんも、外見は穏やかでおっとりした方に見えますが、現在老人ホームに入っておられ、行動の自由が制限されたり、食事が合わないなど、やはり一定のストレスがありました。
まずお腹の調子を調えつつ、ストレスに耐性のある体質にする治療をしており、効果が出ています。
「肝脾不和」は皆同じ治療で良い訳ではなく、中には更に加齢による体力の衰えが症状に拍車をかけている場合もありますし、ひどい頭痛が伴う方もいて、同じ治療では解決しません。
鍼灸治療はオーダーメイドの治療であると言って過言ではありません。
よって副作用も少ないのです。
お困りの方はご相談ください。
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循環器疾患の患者さんがいらっしゃいまして、ご高齢ということもあり、以前と比べるとお元気がなくなりました。
ご家族は同居を希望しておりますが、本人の強い希望で日常生活をお一人で過ごされております。
朝起床時と忙しく動いた後の動悸を訴えられ、往診に行くと「虚里の動」が診られました。
「虚里の動」とは、心肺機能が悪化すると見られる症状で、左乳下あたりで心尖拍動がきつくなり、更に悪化すると服の上からも拍動がわかる状態です。
この患者さんは服の上からも拍動が見えておりました。
腹部への打鍼と、手首のツボへのお灸の治療をしてますが、先ず治療中に動悸が治まります。
これを週3回1ヶ月ほど続けますと、起床時の動悸はありますが他の動悸が無くなってきました。
血圧もまあまあ安定しています。
まだまだ油断は出来ませんが、小康を保っています。ちなみに服用している薬は、動悸前から変わっていません。
朗らかでサッパリした性格の患者さんなので、そういった心持ちも治療効果に繋がったのではと考えています。
クヨクヨ考えることは、病気を進行させます。
私はただお手伝いをしたに過ぎません。
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コロナウィルスが第5類に移行して、世の中が通常の日常に戻りつつあります。
私が所属している鍼の勉強会も、以前の様に、座学のみではなく実技講習がができる様になりました。
コロナ禍では、e-learningの講義のみでしたので、実際お会いしてご指導いただけるのとでは全然違います。
通常では中々教えてもらえないお話やテクニックを目の当たりにできる事が楽しみです。
腕を磨くことで、患者さんのお役に立てます様に。(合掌)
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