鍼灸学校の学生時代、骨盤矯正と整体術の教室に通っていました。
施術方法のひきだしは多い方がいいと思ったからです。
半関節(解剖学上、半関節は動かないとされる)である仙腸関節がずれて骨盤が歪みます。
原因は足を組む癖など、姿勢のバランスが崩れる様な生活習慣が主なものです。
身体の要である(腰という字は「月」に「要」と書きます)骨盤が歪むことで、腰痛や諸々の病気が起こるという考えです。
頬杖などで首の関節が歪み、肩凝りや手の痺れの等の症状の原因となるということです。
実際診てみると、骨盤はズレますし、矯正もできます。骨盤矯正をすると腰が軽くなるのも事実ですし、整体を受けると身体が楽になるのも事実です。
骨盤矯正術にも色々なやり方があるようですが、私が習っていたのは足で骨盤を矯正するやり方であり、整体術はコキコキ骨や関節を鳴らすのを是とするものでしたので、現在は施術しておりません。
私見ですが、骨や関節を鳴らすのはパフォーマンス的効果はありますが、骨や関節にいい影響ばかりがあるわけではない様に思えたからです。
長年歪んだままに固まった仙腸関節を、無理やり動かすことで一時的であれ炎症を起こす可能性がありますし、何度もコキコキ鳴らした関節はその刺激で肥厚して変形する可能性も否めません。
無論ソフトなアプローチで施術する流派もありますし、骨盤矯正や整体術を否定するものではありません。
信頼できる先生に施術してもらうのが一番かと。
鍼灸治療は、上下前後左右のバランスを調えて身体の不調を取り除く治療という側面もあります。お困りの方は、ご相談下さい。
【住所】
兵庫県尼崎市東園田町9丁目1番地15エール園田402号室
※阪急「園田駅東出口」より徒歩4分
花粉症の季節がやってきました。今年は例年よりも多く飛散するとか。
ベランダの手すり部分を朝に拭くのですが、いつもだとお掃除シートが少し黒くなるのが、最近は黄緑色になってしまいます、結構飛散してるようです。
私は今年はいつもより軽い症状で済んでいるようです。
前も書きましたが、ジョギングに加え、下半身を強化するセルフケアをしていました。
「照海」という足のツボに置鍼(鍼を刺し、数十分置いておくこと)するのです。
患者さんも治療後から楽になったそうです。
脈を診てツボを触診したりして総合的に判断して、左右どちらかの虚している(ザックリいうと弱っている)方に30~40分置鍼してます。
そのお陰か花粉症の他、寝汗をかかなくなり、またグッスリ眠れるようになりましたし、疲れにくくなった様です。
ただし私は自分や患者さんの体質を把握しているので、「照海」というツボを選び効果がありましたが、万人に効果があるとは言い切れません。
ただご興味のある方は、「照海」というツボ触ってみて左右どちらか感覚が鈍い方を優しく1分ほど親指で揉んでもいいかも知れません。
それでもやっぱり専門家に治療してもらう方が確実です。
ご相談下さい。
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右上顎部の歯茎に硬い突起物ができました。
コロナ禍でしばらく歯石除去をしてなかったので、それも含めて歯医者さんに診ていただきました。
歯茎の突起物は「骨隆記」という骨が隆起したもので、できた原因は歯を食いしばるクセがあるのでは?っということでした。
歯ぎしりは家内に聞いてもしていないと言ってます。
確かに緊張しいなので、歯石を取る時もドリルの音だけで、身体を固くしてしまいます。
細かい作業をするときは、手が震えることがあります、仕事では震えませんが。
緊張とストレスは表裏一体です。
またストレスは以前も述べましたが、万病と難病の元と言っても過言ではありません。
パーキンソン病の特徴の一つに「企図振戦」と云って、何かしようとすると手が震えてできない症状があります、まさに過緊張の状態です。
パーキンソン病の原因にストレスが挙げられております。
鍼灸で過緊張しにくくする治療ができます。
私の患者さんで脳性麻痺の方がおりますが、意図しない筋肉の過緊張が散発しておりましたが、改善されています。
性格的な問題か体質的かの違いはありますが、対応可能です。
お困りの方はご相談下さい。
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不眠の患者さんを2人治療してますが、大分良くなってきてます。
一人はコロナ後遺症の患者さんです。
この方は元々心臓に疾患がありペースメーカーを着けている患者さんです。
舌診からも肝鬱(ストレス)も関係してますが、主原因が「心」と診ました。
「心」といっても西洋医学的な心臓の働きではなく、東洋医学的な「心神」(精神作用)に関する部分をコロナに付け込まれたのでしょう、イライラと不安感で不眠になっていました。 手に鍼をして安神(心を落ち着ける)の治療をしました。
もう一人は、若干神経質な方で、久病(長期間病気を患っている)で寝たきりの患者さんです。
よく微熱を出す患者さんで、陰虚(身体を落ち着かせる作用が低下している)傾向で、肝鬱(ストレスで落ち込むか頭に血が上りやすい状態)がきつい方です。
陰虚(身体を落ち着かせる作用が低下している)なのに肝鬱(ストレスで頭に血が上りやすい)のため、精神が高揚し続ける状態のため不眠になっていると判断しました。
足と手に鍼をして補陰(身体を落ち着かせる)と理気(気を巡らせストレスを取る)の治療をしました。
お二人とも久病から来る不眠ですので、なかなかしつこく、再発することもありますので気が抜けません。
しかし「最近よく眠れてる」の言葉を聞くと、とても嬉しいものです。
鍼灸は不眠にも著効があります、お困りの方はご相談下さい。
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捻挫は放っておくとクセになることが多い疾患です。
捻挫は関節の過度な伸展や収縮により靱帯が伸びたり傷ついて起こり、関節が緩くなってパフォーマンス悪化の原因となります。
靱帯とは、骨を互いに結んでその連結を補強するもので、帯状または膜状の強靱結合組織から成り、大部分は関節に付属し、過度な運動を防ぎ、運動の支えとなります。
靱帯が伸びても大変ですが、断裂すると関節がズレたり外れたりします。
また切れた靱帯はくっつきませんので(輪ゴムが切れた状態とおなじです。)、手術しかないと思います。
そこで捻挫の痛みが引いたら急ぎ捻挫した関節の周辺の筋肉を鍛え、靱帯の代用にする必要があります。
往年の大横綱千代の富士関は、肩関節の脱臼がクセになったことでウェイトトレーニングをして、肩関節を筋肉の鎧で覆うことで横綱になりました。
捻挫は痛みが引いてからの方が大切です。
鍼灸には優れた鎮痛効果が期待出来ます、ご相談ください。
ちなみに靱帯と腱の違いは、靱帯は骨と骨を繋ぐもので関節を動かす働きはありません。
腱は筋肉と骨を繋ぐものである意味筋肉の延長ですので関節を動かす働きがあります。 ご相談下さい。
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最近寒さがきつかったせいか、ぎっくり腰や寝違いが増えています。
寒いと無意識のうちに身体を強張らせてしまいます。
強張らせることで身体を震わせて熱を生み出そうとする本能です。
堅い木の枝は柔らかい枝に比べてポッキリと折れやすいですね。
同じように強張った筋繊維は折れやすく断裂しやすくなります。
そのためのぎっくり腰や寝違いがこの時期多くなります。
身体を冷やさないためにも腰と首を冷やさない様に着る物に工夫が必要です。
湯冷めし難い入浴剤を入れたお風呂もいいですね。
鍼灸は身体に侵入する冷え(寒邪)を予防や除去することができます。
ぎっくり腰や寝違いにも著効があります。
放っておくと癖になりやすいので早めの対処をお勧めします。 ご相談下さい。
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今日は、桜の開花には1か月以上早く肌寒いですが、よく晴れて春の光がいっぱいです
近所の公園では、どこからか雪が山の様にプレゼントされており、子供たちが楽し気です。
春は移動性の低気圧と高気圧は交互に到来し、低気圧が爆弾低気圧に成長することがままあり春は意外と嵐が多い季節です。
春一番なんかもそうですね。木の芽時で体調も崩しやすいです。
しかし雪国育ちの私にとって春は待ち遠しい季節です。
ジョギングコースの猪名川河川敷ではそろそろウグイスが練習を始めます。
ケキョケキョとしか鳴けないウグイスが段々上手になっていく様は微笑ましくも嬉しく思います。
北国の春もいいですが、尼崎の春もいいものです。
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日が段々と長くなってきており、春を感じます。
患者さんの脈を診ても、「弦」と呼ばれる春の脈が出てきております。
前にも記述しましたが、春は成長の季節ですので身体の「陽気」が上へ上へと加速的に昇る傾向があります。
下半身とそこにある「陰気」がしっかりしているならば問題はありませんが、年齢とともに弱りがちになります。
そうすると花粉症をはじめ、頭痛や眩暈(めまい)やイライラしやすくなったり難聴になることもありますし腰痛も起きやすく、また血圧の高い方は要注意です。
春に少し頭の中が爽やかな方が散見されるのも無関係ではありません。
木の芽時は体調をくずしやすいとも云います。
滋陰効果のある、白きくらげやゴマ、豚肉やレンコン・黒豆などを摂り、散歩で結構ですので下半身を鍛えて、春を健康に過ごしましょう。
それでも不安な方は鍼灸が効果的です、ご相談下さい。
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もうスギ花粉が飛んでいるようです、くしゃみと目のかゆみが出てきました。
何でも今年は飛散量が例年よりも多いとか。
東洋医学的に考えて、花粉症は春に陽気が段々上昇する季節性により身体の気が上昇しやすくなり発症します。
ただでさえストレスで気が上りやすくなっているに、更に加速がかかる状態です。
気は上昇するときに体内の水分も一緒に運びますので鼻水や涙が出やすくなります。
また気が上に偏在するため、目がかゆくなったりのぼせや頭痛が起きやすくなります。
本来は下半身の気が上昇を抑制するのですが、今年は10年に一度の強力な寒波が到来しました。
寒邪は先ず下半身を侵襲しそこで気を損なうので、所謂ブレーキが利きにくい状態になり、今まで以上に酷い症状になる可能性があります。
予防法としてはお薬に頼ったり目や鼻腔の洗浄も良いと思いますが、下半身を鍛えては如何でしょうか?
エレベーターやエスカレーターを階段にしたり、散歩でもスクワットでも良いと思います。
自分ができる範囲でトレーニングしましょう。
週1回きついトレーニングをするより、簡単なトレーニングを毎日続ける方が良いと思います。
地道にコツコツは自分を裏切りません。
それでも間に合わなかった場合は、鍼灸は気の調節に長けています。ご相談下さい。
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この時季、冷えによる関節痛にお困りの方も多いと思います。
同じ関節痛でも経過によっては冷やした方か良い時期と温めた方が良い時期があり、迷われる方も多いのではないでしょうか?
東洋医学には太極陰陽論という考えがあり、陰極まれば陽になり、陽極まれば陰になるということです。
寒さにより縮こまった筋繊維が切れて炎症が起こり発熱疼痛が出たり、温めすぎにより身体が反応し冷やそうと火消しの水が患部に集まり腫れ痛みの原因になったりします。
臓腑の異常で関節痛を発症しているケースもあり一概には言えませんが、単純に関節を温めるか冷やすか判断できます。
お風呂に入って痛みが楽になるようでしたら冷えによる気血の循環が悪いのです、温めましょう。
逆に痛みが増すようだと炎症による熱が痛みの原因です、冷やしましょう。
なぁんだと思われる方もいると思いますが、今日は温めた方が良いが明日は冷やした方が良い場合も珍しくありません。
ぎっくり腰などは発症時は冷やすのが整形外科的な基本ですが、寒い時期のぎっくり腰はそれで回復が遅れた症例を接骨院勤務時代に見たことがあります。
入浴で関節の痛みの変化がなかった方は臓腑の異常が原因かも知れません。
ご相談下さい。
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