最近、「腸活」に関する本をよく見かけます。また腸活に繋がる食品やサプリのCMも目にします。
胃腸などの消化器の養生は、健康の基としてとても重要です。
問診では、食欲や排せつの状態については、必ず伺います。
体調の変化がここに出やすいのです。
中医学を学ぶ者は絶対に知っておかなければいけない「李東垣」は、金元四大医家の一人で、彼の考えを支持する一派は「補土派」と呼ばれています。
彼は、人が病気になる原因は脾胃(消化器系)が弱ったためと考え、それを治すことが治療の核となると主張しています。
つまり彼の治療方針は、胃腸を元気にして病気を治したり、病気にならない身体づくりを行うことで、補中益気湯を考案した人物です。
昔から腸活の大切さがわかっていたのですね。
東洋医学では、舌や脈、体表観察などで、まだ症状が出ていない段階でも、病気の兆候を察知できます。
よく下痢と便秘を繰り返していた患者さんがいましたが、兆候が見えた段階で先手を打って治療しますので、最近は調子がいい様で喜んでおられます。
腸活や胃腸の調子でお困りの方はご相談ください。
【住所】
兵庫県尼崎市東園田町9丁目1番地15エール園田402号室
※阪急「園田駅東出口」より徒歩4分
ヨーロッパでは、補完代替医療(CAM)として鍼灸治療が認められているそうです。
ドイツ・イタリア・フランスなどでは、医師が鍼治療を行っており、保険も適応されています。 灸治療は少ない様です。
特にドイツでは、ペインクリニックの臨床では約70%が鍼治療を実施しており、痛みや喘息の治療を行っているそうです。
またドイツでは医師の他に、治療師(CAMを専門に行う国家資格を保有)が慢性腰痛や変形性膝関節症など疾患は限定されますが、鍼治療を保険適応で行っています。
助産師は、産婦人科に所属し、分娩時にのみ鍼治療を行っているそうです。
日本の様な、鍼灸専門はないようです。
イギリスでは、保険が適応される医師・看護師・理学療法士が西洋医学の原理に基づく治療と、保険適応されない鍼師や中医師が中医学に基づく治療に分けられるが、CAMとして盛んに 施術されています。
アメリカでは、現在自由診療ですので、ほとんどの人が保険会社の医療保険に加入しています。
保険会社は、加入者が病気になると高額な保険金を支払わなくてはならないため、「未病を治す」予防医学としての鍼治療を積極的に保険診療の対象に加えています。
この様に、欧米にも鍼灸治療は広がっています。
師匠の鍼灸院にも以前、アルゼンチンの鍼医師が数名が研修を受けに来日していました。
東西の垣根を越えてお互いの医学が協力して、世界中の方の健康に役立てたら素敵だと思います。
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脳血管障害(脳内出血や脳梗塞など)を起こすと、誤嚥(飲食物が誤って気管に入ること)しやすいです。結果、誤嚥性肺炎を発症してお亡くなりになる高齢者は多いです。
人口10万人に対する疾患別の死亡率を厚労省が調査した結果、死因第3位が肺炎で、内70%が75歳以上の高齢者で、更に高齢者の肺炎70%以上が誤嚥性肺炎でした。
東北大学の先進漢方治療医学口座では、平均年齢76歳の脳血管障害患者41名を対象として、誤嚥と鍼灸治療の関係を調べました。
腎と胃のツボに鍼をしたそうですが、週3回鍼灸治療を続けた患者は1か月後には誤嚥がほぼ無くなったそうです。
中医学的に考察すると、腎は咽喉部を支配しており、胃は嚥下(飲み込むこと)を助ける機能がありますので、矛盾はありません。
私の鍼灸の患者さんでも、脳血管障害の既往歴のある高齢者で誤嚥性肺炎を起こした方はいません。
この様に鍼灸治療には色々な可能性があります。
お身体にお悩みのある方はご相談ください。
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暦の上でも夏になりました。気象庁の3ケ月予報だと梅雨と夏の暑さは長引くとのこと。
体調管理が大変です。
当然、鍼灸でそのお手伝いはできますので、ご一考願います。
その他では食事も大切です。
私は酢の物とゴーヤ、トマトを夏によく食べます。結果消化器を援けて、夏バテ予防になります。
あと朝に具沢山の温かいお味噌汁もいいでしょう。
夏は冷たいものを多飲食しがちで、胃腸を冷やし機能低下を起こします。
またそこにスタミナをつけようとして、ニンニクやウナギのかば焼き、カレー・焼き肉など刺激物や油膩物(脂 っこい食べ物)と摂って更に消化器を弱らせ、夏バテとなります。
つまり胃腸の保護は夏バテ予防に繋がります。その上でのスタミナ料理は良いと思います。
ゴーヤやトマトは身体の余分な熱を冷まし、胃腸の働きも援けます。
温かいお味噌汁で、冷えがちな胃腸を温め、塩分補給をします。
酢の物は、疲労回復・殺菌・胃腸の働きを促進させます。
是非積極的にお摂り下さい。
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お友達の麻酔科のF先生から、コロナワクチン接種後に再燃した帯状疱疹後神経痛の症例報書をいただきました。
この患者さん63歳の男性ですが、帯状疱疹に罹患し狭心症化と誤診される程の胸痛があり、某クリニックで胸部硬膜外ブロック注射とプレガバリン(鎮痛薬)の投薬で緩解したものの、 3回目のコロナワクチン接種後に狭心症様の胸部疼痛に急性増悪したそうです。
某クリニックでプレガバリンを300mg/日処方(この量は、これ以上処方すると危ないと警告されている極量)されても疼痛は変わらず、不眠・イライラ・食欲不振・便秘で疲労困憊。
たまたま見つけたF先生のクリニックにて、鍼灸治療と漢方薬投与で4診目でほぼ症状が完治したそうです。
F先生曰く、コロナワクチン接種後の生体は、体内免疫機能を総動員して侵攻してきたコロナウィルス(弱毒ワクチン)と約14日間、何とか戦い抜いて「抗体」を獲得する。
その過程で元々あった免疫機能はズタボロになるそうです。だからこの14日間はあらゆるウイルスに易感染状態であり、「魔の14日間」と言われているそうです。
であるからこの間は養生していつも以上に感染対策をしなければならないのに、ワクチン接種したことに安心して、普段通りの生活をしている人のなんと多いことか。
ワクチン接種したのにコロナに罹患したという方は、このタイプでしょうか?
コロナに限らず、あらゆるワクチン接種にも当てはまることだそうです。
みなさん気を付けましょうね。
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薫風の候となり、鯉のぼりがはためいています。その鯉のぼりもメッキリ少なくなって、地域のイベントで近所の河川敷で見ることが出来ます。
薫風と云うだけあって、ジョギングをしていると新緑の香りがむせる様で、心が落ち着きます。
田舎者なので、山と云いますか森と云いますか、独特の香りが懐かしく感じます。
まさに森林浴です。
ストレスもサァーっと吹き飛んだ気がします。
コロナ禍で自粛続きだったので、キャンプやトレッキングが流行るのもわかります。
森林浴には以下の効果があるそうです。(森林セラピーソサエティーHP参照)
1. 「緊張」「抑うつ」「怒り」「疲労」「混乱」などのストレス状態の改善
2. 「活気」「活力」の意欲、エネルギーの回復
3. 「身体の痛み」等の自覚症状の改善
4. 「全体的健康」「心の健康」等の気分の改善
5. 最高血圧・最低血圧の低下、脈拍の減少等の自律神経系の改善
6. 運動による体質改善とリハビリテーション効果
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今日は5月2日で八十八夜です。今日摘んだ新茶を飲むと長生きすると云われています。
緑茶も烏龍茶も紅茶も同じ茶葉で、製法や発酵の有無で違うと聞いた時は驚きました。
当然各お茶に適した茶葉の種類や環境によって大きく違ってくるのでしょうが。
日本にお茶が入ってきたのは、諸説ありますが、奈良・平安時代と言われています。
しかし一般に広がったのは臨済宗の開祖の栄西禅師のお陰だそうです。
「喫茶養生記」を記し、お茶は人間の内臓を鍛え、寿命を延ばす薬と記しています。
私もたまに玉露を飲みますが、低温で淹れたお茶はほんのりと甘みがあって本当に美味しいです。
コーヒーや紅茶に凝る方は大層拘るそうですね。その価値はあると思います。
明時代の李時珍の著作「本草綱目」にも、利尿・痰(脂肪など)と熱を除き、興奮した気を降ろし(リラックス作用)、食滞(食べ過ぎ)を解消し、頭痛を止め赤痢(細菌性の下痢)に効くと書いています。
爽やかなこの時季、柏餅をお茶請けとして楽しみたいものです。
ちなみに柏の葉の香り成分には、殺菌・感染症予防・胃腸機能の改善の効能があるそうです。
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季節外れですが、サンマが好きです。
秋の脂がのったサンマの塩焼きはたまりません。すだちを絞って大根おろしで食します。
当然内蔵も食べます。
なのに25歳の秋、美味しいサンマの塩焼きを食べた翌朝、顔の痒みで目が覚めました。
蕁麻疹で顔が変わっていました。
アレルギーの原因は、サンマの脂だそうです。
以降秋のサンマが食べられなくなりました。
アレルギーは馬鹿にできません。
友人の奥さんは、アレルギー体質の方でしたが、ある日スイカを食べたら喉が腫れ、死にかけたそうです。
昨日までは平気な食べ物が、急にダメになる怖さがあります。
西洋医学ではアレルギー物質の摂取(または接触)に因って起こりますが、東洋医学では別の側面で捉えられるものもあります。
私は春の花粉症もありますが、鍼をすることでかなり楽になってます。
アレルギーにも、鍼灸がお手伝いできる事があるかも知れません。
一度ご相談ください。
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便秘は辛いですね。
東洋医学では、大まかに5つのタイプに分けられます。
① 熱秘:身体に熱が籠りやすく、ニキビや吹き出物ができやすい方に多いタイプです。
② 気秘:環境の変化やストレスで便秘になりやすい方は、このタイプです。
③ 虚秘(気虚):疲れやすい、食欲不振、排便後に疲労感が残る方は、このタイプです。
④ 虚秘(血虚):病後・出産後・老化に伴う、唇や舌の赤みが薄い方は、このタイプです。
⑤ 虚実挟雑:①②③④いずれかの混在したタイプです。
①②が実証と云われる病理産物に因るタイプの便秘で、③④が虚証と呼ばれる機能低下に因るタイプです。
虚証でもストレスが便秘の一因でもある様なものが、⑤の虚実挟雑タイプとなります。
この様に原因が違うと、治療方針も違ってきます。
生活習慣の改善で、症状が快方に向かえば良いのですが、なかなかうまくいかないことが多いです。
鍼灸は便秘に著効があります。お困りの方は、是非一度ご相談下さい。
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友人がゴルフ後のアフターメンテナンスで、よく来院します。
もともと腰痛持ちで、筋疲労もありますが、スイングの動作が腰部の左右のバランスを崩して腰痛が酷くなってやってきます。
治療で、下半身の強化・筋疲労と左右のバランスの改善・耐ストレス体質への改善等々と他の持病治療を目的として、1~2本刺鍼します。
毎回帰るころには痛みも消え、スッキリとして帰っていきます。
ゴルフもですがスポーツ後や、残業疲れには、お身体のしっかりとしたアフターメンテナンスをお願いします。
その後の経過が全然違います。
近所で結構ですので、メンテナンスができるところを見つけておくといいでしょう。
鍼灸院、マッサージ店・接骨院・整形外科いずれも結構です。ご自分の状態を鑑み、探してみて下さい。
鍼灸はアフターメンテナンスのお手伝いもできます。
ご相談ください。
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