園田の鍼灸やすらぎコラム

暑気払いにご注意を

2024/08/19

熱帯夜が続いています。
以前は冷却剤入りの枕カバーやシーツを使用していましたが、私には刺激が強すぎるのか、体調がおかしくなったので止めました。
エアコンが一番心地が良いようです。

10年以上前、とある情報番組で汗を一瞬で止める方法なるモノを放送していました。
自販機で冷たい缶ドリンクを買って、それを手首の内側に当てるというものでした。

手首の内側には動脈も静脈も走行しており、しかも皮膚が薄く、気軽に晒すこともできます。

やってみましたが、確かに一瞬で汗は引きましたが、動悸がやばかったです。

冷えた血液が一気に心臓へ流れ込んでビックリしたのだと思います。

私は狭心症の既往歴があったためでしょうが、冷却剤入りの枕カバーなども同じ状態になりました。

前も言及しましたが、地球環境は変わってしまいました。
我々がこの環境変化に合わせるしかありません。

暑気は心臓に負担をかけます。
暑さ対策、いろいろ情報はありますが、更に心臓に負担を掛けることもありますので、ご注意下さい。

廉価なネッククーラーは頸動脈への負担が気になりましたが、意外と冷たすぎず、私には合っています。

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兵庫県尼崎市東園田町9丁目1番地15エール園田402号室
※阪急「園田駅東出口」より徒歩4分

初心忘れべからず

2024/07/31

先日新規の患者さんが来院されました。
寝違えの痛みが取れないことが主訴ですが、ある皮膚疾患も持ってらっしゃるのでゆくゆくはこちらも診て欲しいとのこと。

難しい説明は省きますが、この場合寝違えの治療を優先します。
主訴ですので当然と云えば当然ですが、寝違えと皮膚疾患では病の深さが違うため、病の浅い寝違えを優先するのが基本なのです。

経絡上の気の詰まりを取り除きつつ皮膚疾患も念頭に入れた施術をしました。2本刺鍼しました。

3日ほどして再来院されましたが、施術翌日まで寝違えの痛みが残り、再来院前日まで身体がダルかったが、今日はスッキリしているとのことでした。

原因として、好転反応(身体に悪いものが一斉に取り除かれ、一時的に疲労がでること)もそうですが、初診日の月齢を見るとほぼ新月でした。新月は気力体力が落ちるのです。

初診の患者さんに、新月にいきなり悪いものを取り除く施術(瀉法といいます)をしたら、当然身体がビックリしてダルくなっても不思議ではありません。

前もって説明すればよかったのですが、失念していました。

再診日は、新月は過ぎていましたがまだ近い日なので、皮膚疾患に対して弱っている臓腑を扶ける(補法といいます)施術をしました。1本鍼です。

月齢・患者さんのその時の体調や感情今後の行動予定や季節・気候をも鑑み、ツボを決めなくてはなりません。

初心忘れべからず・・・です。

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休みの過ごし方

2024/07/29

もうお盆休みのご案内をする時期になりました。
家内は帰京して旧交を温めるようですが、私はのんびり英気を養うつもりです。

お盆時期の尼崎は人と車がが少なく感じますので、久々にスーパー銭湯を楽しむのも良いかもしれません。

でも結局やり残している会計処理や事務処理に一日は費やし、未読の本を読んでいるうちに休みが終わりそうです。

それでも溜まっていた残務を処理できるので、休み明けは気持ち的にはホッとしていることでしょう。

めずらしい長期の休みと言っても、出来るだけ規則正しい生活をしたいと思います。
酷暑の時期にハッチャケた生活をしますと、その反動が中々取れずに体力気力が削られた未来が見えます。

山へ日帰りのハイキングなども魅力的です。

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旬味の妙

2024/07/24

先日、近所の魚屋さんに刺身盛りをお願いしたところ、明石の蛸が入っていました。
半夏生の頃なので、特に美味しく感じました。

バテてはいませんが、少し身体がだるく感じていまして、蛸にはタウリン(リポビ○ンDに入っている有効成分)が豊富で夏バテ予防に有効なので嬉しかったです。

お魚屋さんにはお手製の「アジの南蛮漬け」あったので併せて買いました。
ここの南蛮漬けは、3枚おろしの焼アジを使っており、レモン多めの特製酢に漬けており、お酢はそのまま飲めるほど爽やかです。
夏は身体がお酢を欲するらしく、とても美味でした。

ダブルの効果でしょうか、翌朝スッキリと目覚め、ジョギングも軽快でした。
この夏は酢の物を沢山食したいと想います。

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脳梗塞にご注意を

2024/07/22

夏は発汗過多により身体の水分が不足して血液の粘度が増して、血栓ができやすくなり脳梗塞が発症しやすくなります。

ある調査では、ドロドロ血液由来の血栓で脳血管が詰まって起こる脳梗塞の発症は7月が顕著に増えるそうです。(アテローム血栓性脳梗塞)

中年以降の方は、喉の渇きがなくても水分を積極的に摂るようにしましょう。
特に起床時、発汗時、入浴前後や就寝時には十分な水分を摂りましょう。

脳出血は血管が収縮しやすい寒い季節に多いですが、夏季に血圧が高くなる方は、脳心血管病のリスクが高いとされています。

食養生としては以下の通りです。
① 身体を冷やし余分な水分を出す・・・スイカ・キュウリ・トマト・バナナ
② 水分を補い渇きを止める・・・スイカ・キュウリ・トマト・豆腐
③ 発汗したら塩分を摂る
④ 夏野菜の苦みは頭をスッキリさせ、気分を改善させます・・・ゴウヤ・ピーマン

今夏も酷暑が予測されています、がんばって乗り切りましょう。

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夏養生

2024/07/19

暑い日が続いています。
一年で一番暑い時季なので仕方有りませんが、ついつい涼を求めてしまいがちです。

冷房で自律神経失調症やギックリ腰、寝違えもそうですが、冷風が同じ箇所に当たり続けると三叉神経痛を惹起する事がありますので、要注意です。

冷食やスタミナ食も過ぎると内臓に悪影響を来します。
冷たいモノの飲食で胃腸が弱っているところに、夏バテ予防と称して厚味物を食すと胃腸の負担が増して、更に悪化します。

食事も1食1品は温かいモノやカフェインレスを摂るように心掛けましょう。

この養生を間違えると、秋に酷い咳こみがおこる可能性があります。

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汗は心の涙(ww)

2024/07/18

もうすぐ梅雨が明けて猛暑の季節になります、熱中症に気を付けてお過ごしください。

今年も酷暑になると以前から気象庁が発表していましたので、ジョギングや半身浴で汗をかく訓練をしていました。

汗腺を訓練しないと急な暑さに汗が対応できなかったり(ベタベタ汗になって身体を冷やせない)、臭いのキツイ汗が出やすくなるからです。

かなり汗だくになるので、煩わしさもありましたが、頑張りました。

熱中症だけではなく、私は狭心症の既往歴があるので、暑さは心臓への負担も大きいため、汗かき訓練は心疾患の予防の意味もあります。

新陳代謝も高まり、デトックス効果が期待できるので身体に良いのですが、汗によって失われた水分やミネラル補給も大変重要です。

特にミネラル分は忘れられがちですので、気を付けましょう。

私は朝一杯の具沢山の温かい味噌汁を飲むことを心がけようと思います。

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アサガオの実力

2024/07/16

朝ジョギングをしていると朝顔の花を見かける様になりました。
小学1年生の頃、朝顔を栽培して夏休みに観察記録を取っていたのを思い出します。

その朝顔の種が、生薬として使われていたことを初めて知りました。
朝鮮朝顔は華岡青洲の麻酔実験で使われていたことは知っていたのですが、普通の朝顔の種が生薬とは知りませんでした。

「牽牛子(ケンゴシ)」と云って下剤です。通便させて体内から余分な熱や毒を排出させる薬です。

使用量によっては、下痢をさせて寄生虫を排出させていたそうです。

朝顔の中国名が「牽牛花」で、大切な牛を牽いていって、薬草であるアサガオと交換したと云う故事に由来します。

夏は食中毒が頻発します。
対処療法は、体内の菌やウィルスが消えるまで通便させて排出しながら、失った水分やミネラルを適宜補給することです。

昔は抗生物質が無かったため菌やウィルスを殺傷する方法は無く、重宝されたのでしょう。

人間も植物も同じ自然の一部であり、季節に合った野菜や薬草が旬であることは、改めて考えると天の配剤のような気がします。

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先表後裏

2024/07/10

先日鍼の勉強会に行ってきました。
実技講義のペアになった先生は、両頬のカブレが主訴でした。
逆上せも少し感じられ、逆上せの熱で今日は主訴が悪化しているようだと仰っておりました。

この先生はこの後の座学講義を担当されており、緊張とストレスはかなりあったように見受けられました。

この日の実技は腹部打鍼術縛りでしたので、刺鍼はできません。
体表観察をしていると、この先生は少し風邪が入っていました。(自覚症状はありません)

頬のカブレと風邪は別物ですが、多少は影響し合っています。東洋医学的に考察すると、風邪は身体の浅いところにあって、カブレの原因は風邪より少し深いところにあります。

鍼やお灸の方が、スパっと効かせられそうですが、腹部打鍼縛りで、しかも打法にも縛りがありました、補法の打法です。

また東洋医学では「先表後裏」という原則があって、「表証」に当たる風邪を先に捌かねばなりません。
順番を間違うと主訴が悪化する可能性が大です。

風邪を払う打鍼をしたところ風邪の反応が消え、患者役の先生は逆上せが治まりカブレは少しマシになっているとのことで、そこで時間切れとなりました。

最後まで処置できなかったことは残念です。

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とある鍼灸師さんのインスタ

2024/07/09

ある鍼灸師さんのinstagramを拝見していると、関節リウマチの症例がありました。
手指・手首・膝に疼痛とそれによる可動域制限があったそうです。

発痛箇所のトリガーポイント(痛みが特にひどい箇所)に刺鍼するのですが、50本もの鍼を刺していたそうです。

週2回一年間通っていただき、疼痛は軽減したものの結局膝関節は人工関節にしたそうで、今でも体調管理の目的で月2回程通ってくださるそうです。

この先生は整形外科的アプローチで治療されている方で、「○○筋に刺鍼」という表現をされていらっしゃいます。
「緑内障の眼圧を下げるには、頸部の○○筋に刺鍼」という具合です。

私は東洋医学的アプローチですので、私の患者さん(関節リウマチ)の場合は、1回で2本の刺鍼でした。(関節リウマチの発症原因は多数ありますので私の使用穴がリウマチ特効穴ではありません)

手関節と足関節の腫れと痛みは、週3回治療で1月ほどで無くなりました。

但し、スコーンっと1回で自覚できる効果があれば尚のこといいのですが、暫くかかることが多いです、発症までの時間もかかっていますから。

しかし、整形外科的アプローチの方が自覚できる効果が出やすい傾向にあることも事実です。

この先生は整形外科的アプローチですが、内科疾患や先ほどの眼科疾患にも挑戦されていますので、拝見していて新たな発見もあります。

誤解を恐れずに云えば、効果があればどんなアプローチでもいいのです。
そこは患者さんに各アプローチのメリット・デメリットを伝えて、相談させていただきます。

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