園田の鍼灸やすらぎコラム

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セルフケア

2024/04/10

も菜種梅雨や寒暖差で身体がシンドイ時があります。

ジョギングも以前に比べて、体力がなくなり、疲れが取れにくい時もあります。
もう歳なのでしょう。

しかし鍼灸でセルフケアをすると、驚くほど回復します。
ただしセルフケアなので、さらに効果的に思える背中のツボへのアプローチができませんので手足お腹のツボを使いますが、結構効いています。完全予防できるほどの体質改善まではできませんが。

患者さんからは自宅でできるセルフケアはないかよく聞かれますが、以前記述した乾布摩擦やせんねん灸などの市販のお灸を勧めることもあります。やはりすると調子が良いみたいです。

お灸のツボや壮数(お灸の数)は、その時点のお身体の状態から判断して教えます。

「腰痛にはこのツボ」と云う所謂方程式的な治療だとあまり効果がでない場合があるからです。

セルフケアは今もそうですが、将来へも影響が出ます。
間違ったケアは病気にも繋がりますので、ご注意ください。ご相談下さい。

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兵庫県尼崎市東園田町9丁目1番地15エール園田402号室
※阪急「園田駅東出口」より徒歩4分

意外な原因

2024/04/08

消化器は意外と精神作用に影響します。
胃腸の調子が悪いと、やる気が無くなったり楽しく感じられません。

東洋医学の臓腑経絡的に考えると、消化器(脾胃)は「思」と「湿」に関わり、経絡は頭部を巡ります。

「思」と「湿」ですが、思は悪い方向に傾くと考えすぎになりますし、湿は「陰湿」の湿に繋がり、これも悪い方向に傾くと異常なこだわりや思い込みに繋がります。

経絡では消化器の不調が原因の頭痛もあります。

師匠の話にありましたが、予知夢を見ることができるという患者さんがいらして体表観察をすると消化器に問題があったそうで、これを治すと「予知夢が見れなくなった」と言ってきたそうです。

全員ではありませんが、精神疾患の患者さんの体臭は独特なものがあって湿気(かび臭さ)を伴います。

消化器は体内の水を捌(さば)く作用がありますので、不調だと余分な湿気が体内に貯留されます。

精神疾患の病因は色々ありますが、飲み過ぎ食べ過ぎ偏食などに因っても起き得ますので、ご注意下さい。

お困りの方はご相談ください。

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遠い頂

2024/04/04

先日、鍼灸の研修会がありました。
今回は腹部打鍼術の習得がテーマでしたが、体表観察がメインになりました。

患者さん役の、脈や手足や背中・腹部のツボの状態を触知して、主訴に対してどう打鍼をするかでしたが、これがまた難しかったです。

大ベテラン先生のご指導の下、研修を受けたのですが、先生と私では捉えているモノが全く違っており、更なる研鑽が必要なことを痛感しました。

私が捉えていたのは、仮の姿で本質ではなかったようです。
大ベテラン先生が仰るには、特に春は「気」が動きやすいので、フェイクに騙されやすいとのこと。

自分の見解をもう一度疑い、広い視野で体表観察するようにアドバイスを受けました。

もう20年程この勉強会にお世話になっておりますが、まだまだ発見があり到達するべき頂は遠いものです。

新たな目標に向かって頑張りたいと思います。

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心持の大事

2024/04/02

高齢の患者さんがよく訴えます、「前と違って身体が動かなくなって情けない」と。

お歳を召すとどうしても老化で、昔の様に身体が動かなかったり、痛みが出てきりします。

また動悸が頻発するようになったり、美味しく食事が頂けないこともあります。

私から見ると、そう訴えている患者さんは同年齢の方と比べても、お元気で動けていらっしゃる方がほとんどですが、どうしてもご自分の若い頃の体調と比較してしまっているようです。

ご自分よりも大変な方がいることを頭では理解はしているが、感情がそれに追いついていないのでしょう。

長い期間を経て悪くなった症状は改善するにも長い期間がかかることも多く、また高齢者が緩解するには更に時間が掛ります。

そんなとき私はこう言います、「○○さんが情けなく思ってしまうのは仕方ありません、でも良くなりたいと思うから出てくる言葉であって、心が折れている訳ではありませんよね?その『情けない』という思いを『負けてたまるか』に変えて心のバネにして一緒に頑張りましょう。その思いは心の張り合いにもなりますよ。」

このような時に患者さんにかける言葉の最適解は解りませんが、少しでも前向きになっていただきたいと思います。

気の病と書いて「病気」です、心持は大事です。

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自分の敵は?

2024/03/28

新聞の、いわゆる人生相談が好きで読んでいます。
色々な人が色んな悩みを抱えて投稿し、それに対して識者がアドバイスをしており、それを読むと自分では思いもつかない意見だったり、自分と同じ意見だったりで、色んな「気づき」 があって人生の参考になることも屡々(しばしば)です。

最近では、好きな異性を親友に奪われて30年あまり恨みが消えないことに意見を求めていました。

回答者の哲学者はニーチェの言葉「あなたが出会う最悪の敵は、あなた自身であるだろう」を借りて、恨みを忘れられないのは自分自身なのだから、相手を許すことができなくても忘れることで、ひいては心が満たされるようになるはず、是非相手ではなく、自分の中の敵を倒して幸せになって下さいと励ましていました。

この記事を見て思ったのは、「自分で自分の病気を生みだしている人がいるなぁ」でした。

自分で悪い方に悪い方に考える人がいます。
例えると、ちょっと咳が治りづらいと、「自分は肺がんかも知れない」と思い悩むのです、病院にも行かずに。

そうなると肺がんではなくても、本当に病気になってしまします。
自分で自分を攻撃してしまっているのです。

東洋医学的には、消化器が弱く、クヨクヨ考えがちな方がこのタイプです。
意外と弱った消化器を改善すると治る場合があります。

また夜中に深く考え事をしてはいけません、悪い方に考えがちになります。

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足臨泣

2024/03/25

治療院での空き時間に、自分に治療をしています。

体調管理が目的ですが、朝のジョギングを続けていると週末には腰にダメージが蓄積するみたいで、先日の木曜日は少し忙しかったので治療ができませんでした。

その日の夜中、腰痛で目が覚め、翌日は治療をするまで腰痛がなかなか取れませんでした。
治療穴は「足臨泣(あしりんきゅう)」です。

このツボは、腰に関わりが深いのですが、身体の余計な病理産物(瘀血や湿痰:ドロドロの血や余分な脂肪・コレステロールなど)を除去する作用も持ち合せています。
つまり腰を養いつつ、内臓脂肪にも働きかけます。

ただし何度も言及していますが、方程式的にこのツボに鍼をしても効きません。
自分の体質や病因病理(病気に至ったメカニズム)が、このツボに合っていることと、反応が有れば有効かもしれません。

更にツボにはある程度の広さがあるので、鍼を刺す場所・深さ、場合によっては手技や置鍼時間も考慮します。

ダイエットなら、腸の働きが悪いことが肥満の主原因であれば、このツボは効果が薄いでしょう、 腸を活性させるツボを選びます。

このツボで先日のぎっくり腰も当日に治りました。

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春のお勧め体調管理法

2024/03/15

晴れた日はすっかり春めくようになりました。
河川敷を散歩していると、春告げ鳥のツグミをよく見かけます。
まもなくウグイスの声が聞こえるようになるかも知れません。

もう「お水取り」が終わる時期です。
三寒四温を経て春は深くなりますが、この三寒四温はまた曲者です。

体調を崩しやすくなるからです。
気温変化になかなか身体が対応しにくくなるのです。

衣服で調節することが重要ですが、自分でできる体調管理法として「乾布摩擦」をお勧めします。

以前も寄稿しましたが、乾布摩擦によって皮膚が鍛えられ、身体のバリア機能が増します。

また東洋医学において、皮膚を支配する臓腑は「肺」と云われています。
乾布摩擦で風邪が引きにくくなるだけではなく、喘息にも効果があります。

お風呂上がりにでもいかがでしょうか?

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刺さない鍼

2024/03/12

治療には鍼やお灸を使いますが、皮下に刺さない鍼先を丸くした打鍼や皮膚表面に翳(かざ)す古代鍼なども使用します。

それは皮膚表面のみならず、内臓や精神にも影響を与えます。

鍼を刺すことに恐怖を感じる方にも対応できる利点もありますが、打鍼や古代鍼で関節痛や清熱(熱を冷ますこと)、てんかん発作や花粉症などにも効果があります。
ただし刺鍼した方が効果的なこともありますが。

効くということは、使い方や配穴を間違うと身体に悪影響がある場合があります。

初心者だった頃、初めて手にする古代鍼が嬉しくて、自分の百会(頭頂部のツボ)に翳し過ぎ、その日は気が上り過ぎて全く寝られなかったことがあります。

先端恐怖症ではありませんが、眉間に何か棒状のものを翳すと気持ち悪くなるのも同じです。

鍼灸は奥深く、「今でも新しい発見がある」と師匠も仰っていました。

それもまた楽しいモノです。

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斜視

2024/03/05

斜視(やぶにらみ)の患者さんがいらっしゃいました。
主訴は精神疾患でしたが、右眼球が真ん中から右に動かない(外転できない)状態で、右外直筋が麻痺している状態の様でした。以前からだそうです。

私の指を眼で追う様に言ったところ、確かに左眼は普通に動きますが、右眼は真ん中から右へは動きませんでした。

精神疾患の治療では、結果左右の気の歪み(ひずみ)を調える施術をしていたところ、数日後に患者さんが右眼が痛いと訴えてました。

訴えを詳しく聞くとハッと思いつき、私の指を眼で追う様にお願いしたところ、右眼が少し右に外転していました。

要するに動かなかった右眼が動く様になり、慣れない事から筋肉痛を起こしたのです。

東洋医学は、例えば糖尿病を治療するのみでなく、人そのものの気の歪みを治療するため、一つの治療で結果複数の疾患が改善することは珍しくありません。

木の芽時になり、あちこちに不調を感じられる方は、是非ご相談ください。

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アルツハイマーと鍼灸

2024/03/03

またまた先日師匠の鍼灸院に研修に伺いました。
京都の麻酔科医の先生と三重の鍼灸師の大先生とご一緒させていただきました。

麻酔科医の先生には患者さんが病院からいただいている薬についてよく相談致します。
漢方薬にも造詣が深いので、稀に「何でこんな薬を?・・・」ということがあるようです。
私の患者さんにもセカンドオピニオンとして喜んでもらってます。

三重の先生は師匠のからの信頼も厚く、施術に行き詰りそうな時には相談に乗っていただいてます。

お二人とも10年来のお付き合いなので、この御縁に感謝です。

この日も師匠のアルツハイマー患者の経過が良好らしく、認知症の病因臓腑として肝脾タイプが多く、治療穴は「太衝」と具体的に教えていただきました。

だからといって私がアルツハイマー病患者に方程式的に太衝に刺鍼しても効果は薄いでしょう。

ちゃんと病因病理(発病のメカニズム)を理解した上でないと、肝脾タイプでも少しコツが必要な場合が多いからです。

刺し方抜き方、太衝穴は範囲が広く反応が出る場合があるのでどこに刺鍼するのかでも違ってきます。

別のツボを使った方が良い場合も当然あります、治療がオーターメイドである由縁です。

なので鍼灸でビックリするような効果がでることも珍しくはありません。

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